ワイン好きの皆さんなら、きっと共感してもらえると思います。
このレスカットのワイン、抜栓した瞬間からすでにクリーンで、雑味がまったくない。
時間が経つにつれて、静かに、でも確実に花開いていくんです。
最初の一杯から最後の一滴まで、最後まで崩れることのない美しいバランスと、
鉄壁の安定感ある酒質は、まさに造り手の技が光っています。
ゆっくりと時間をかけて飲むのがまた楽しい。
グラスの中でゆるやかに、花開いていくんです。
飲み手としては、つい「これで3,000円前後!?」と疑いたくなるほどの完成度です。
造り手は、あのフィリップ・パカレのもとで修業を積んだフランソワ・ロブラン。
その経験が、ワインの構成の美しさやピュアさにしっかりと表れています。
ただし、決して“パカレの影”ではありません。
南仏の土の力強さに、ブルゴーニュ的なピュアな透明感が加わることで、
彼にしか出せない唯一無二の世界観をつくり上げているんです。
ご存じの通り、パカレのワインを開けようと思えば、今や2万円超えは当たり前。
その流れの中で、レスカットのスタンダードキュヴェを3,000円前後で楽しめるのは
正直、ちょっとした事件です。
ナチュラルワインの愛好家はもちろん、
クラシックな造りが好きな方にもぜひ試してほしい一本。
派手さはないけれど、飲むたびに「丁寧に造られてるな」と実感できる。
今、高騰しているワイン市場の中で、
こういう“誠実な美しさ”を感じられるワインって本当に貴重です。
生産者とワインインポーターである野村ユニソンに感謝です。
次にボトルを開けるとき、ぜひゆっくり時間をかけて味わってみてください。
グラスの中で、少しずつ変化していくその姿に、きっと惹き込まれるはずです。
きっと、皆さんのコスパワインリストにレギュラー入りすることは間違いありませんよ！
ドメーヌ ド レスカット／仏・ガール県（ラングドック）
南仏ガール県カルヴィッソン村に位置するドメーヌ・ド・レスカットは、
従来の「濃い」南仏ワインとは一線を画す、エレガントで洗練された酒質が特徴です。
現当主フランソワ・ロブラン氏は、
フィリップ・パカレのもとで2年間（2007年〜2009年）修業し、そのスタイルを習得。
帰郷後、ドメーヌ（1970年代後半からロブラン家が経営）を完全に引き継ぎました。
ロブラン氏は、「エレガントな酒質を南仏品種で表現したい」という哲学を持ち、
パカレでの経験がその道を切り開いたと語っています。
畑（22ha）は、冷涼なミクロクリマの恩恵を受ける粘土石灰質土壌の斜面にあり、
ドメーヌ名も「湧き出る」を意味するラテン語に由来しています。
栽培は2009年に有機栽培に転換し、
2013年からは全ワインがAB認証を取得。
ワイン造りでは、全てのキュヴェで天然酵母を使用し、
伝統とモダンを融合した柔軟なアプローチで、
今の気候に合った優しくエレガントで
コストパフォーマンスの高いワインを造り続けています。
● ラングドック ブラン レ パルセル 2024 ● Languedoc Blanc Les Parcelles 2024 ●
● ドメーヌ ド レスカット / Domaine de L’Escattes ●
名称：ラングドック ブラン レ パルセル 2024
種類：白
生産者：ドメーヌ ド レスカット
産地：フランス ラングドック地方
品種： グルナッシュブラン60％、ブールブラン30％、ヴィオニエ10％
アルコール度数:12.0%
酸化防止剤(SO2)：72mg/L
酵母：天然酵母
容量：750ml
通常価格：2,750円（税込）
Languedoc Blanc Les Parcelles 2024 / ラングドック ブラン レ パルセル 2024は、フランス・ラングドック地方のドメーヌ・ド・レスカットが、粘土石灰質土壌に育つ平均樹齢30～35年のグルナッシュブラン60％、ブールブラン30％、ヴィオニエ10％をブレンドしたベーシックキュヴェ。収量40L/Haのブドウを品種別に空気圧プレスし、天然酵母で温度管理しながら発酵、澱と共に6か月キューブタンクで熟成（マロラクティック発酵なし）。キュヴェ名「レ パルセル」は全区画のブドウを使用することに由来。透明感ある淡いレモンイエローの外観に、レモンピール、洋ナシ、白い花の華やかな香り。レモンの爽やかな酸と和梨のような果実味、ミネラル、旨味が調和した軽やかでバランスの良い味わいは、冷やして楽しむのに最適で、グラスワインとしても使いやすい安定感ある一本
● ラングドック ルージュ レ パルセル 2022 ● Languedoc Rouge Les Parcelles 2022 ●
● ドメーヌ ド レスカット / Domaine de L’Escattes ●
名称：ラングドック ルージュ レ パルセル 2022
種類：赤
生産者：ドメーヌ ド レスカット
産地：フランス ラングドック地方
品種： グルナッシュ60％、ムールヴェードル20%、カリニャン10％、シラー10％
アルコール度数:12.0%
酸化防止剤(SO2)：20mg/L
酵母：天然酵母
容量：750ml
通常価格：2,640円（税込）
Domaine de L’Escattes / ラングドック ルージュ レ パルセル 2022は、ドメーヌの全てを表現するベーシックキュヴェであり、グルナッシュ（60%）を主体にムールヴェードル（20%）、カリニャン、シラー（各10%）をブレンドし、平均樹齢35年のブドウを土着酵母で醸造後、ステンレスタンクで10か月熟成させた、エレガントなスタイルのラングドック・ルージュです。透明感のあるラズベリーレッドの色調を持ち、小粒の赤系ベリーのフレッシュな香りに、シナモンやナツメグのような甘いスパイス、ウッドチップやカラメルの香ばしいニュアンスが重なります。口に含むとラズベリーやカレンズ、ドライクランベリーなどのスムーズな果実味が広がり、柔らかい酸ときめ細かく滑らかなタンニンが調和した、しなやかでエレガントなストラクチャーが心地よく、ローストチキンや冷製ローストビーフといった前菜的な肉料理との相性が抜群です。
● IGP フリー バード 2023 ● IGP Rouge Free Bird 2023 ●
● ドメーヌ ド レスカット / Domaine de L’Escattes ●
名称：IGP フリー バード 2023
種類：赤
生産者：ドメーヌ ド レスカット
産地：仏、ガール県ガリーグ
品種： グルナッシュ50％、カリニャンとピクプール ノワール合わせて45%、リヴェランク ノワール5％
アルコール度数:13.0%
酸化防止剤(SO2)：15mg/L
酵母：天然酵母
容量：750ml
通常価格：3,630円（税込）
IGP Rouge Free Bird 2023 / IGP フリー バード 2023は、フランス・ラングドック地方の粘土石灰質土壌に育つブドウ（グルナッシュ50％、カリニャンとピクプール・ノワール合わせて45％、リヴェランク・ノワール5％）を使用。グルナッシュは1971年植樹の古木で、他の区画も平均樹齢30〜50年と成熟しており、古木の畑では馬による除草が行われています。「Free Bird（自由な鳥）」という名は、ほぼサンスフルで仕上げた自由なキュヴェであること、そして畑を上空から見ると鳥の形をしていることに由来。収穫はすべて手摘みで行い、フィリップ・パカレ譲りの全房発酵を採用。10日間のマセラシオンを経て、タンクで8か月熟成。瓶詰め時の亜硫酸はわずか1g/hLのみという極めてナチュラルな造りです。外観は紫がかったクリアなラズベリーレッド。プルーンや紫芋、わずかにベジタルなニュアンスが香り立ち、口当たりは非常にフレッシュでスムース。甘さ控えめのブルーベリーソースのような果実感が広がり、後半にかけて穏やかな甘みと華やかさが膨らみます。余韻にはヴィオニエを思わせるフローラルな香りが漂い、冷涼感のあるすっきりとした飲み心地が魅力。南仏らしからぬ軽やかさとフィネスを備え、気軽に“グルグル”楽しめる一方で、深みのある余韻が印象的な一本です。
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