またまた
素晴らしいナチュラルシャンパーニュ
が入ってきました。
バリバリ品質が安定したナチュラルな「ブラン・ド・ブラン」。
もちろん、シャルドネ100%
20年前シャンパーニュマニアだった私、
今は、素晴らしいナチュラルシャンパーニュのみを探し続けています。
美味しくて、繊細で、本当に素晴らしい
ナチュラルシャンパーニュに中々当たらない。
が、このシャンパーニュ、
天然酵母で、酸化防止剤極少量で、ドサージュ極少で、
抵アルコールで、繊細な泡立ち。
どんだけ、いいシャルドネを、育てたんや!とビックリ。
魅力的な複雑味がある。
その理由は、彼の4つの畑から収穫される特徴の違うシャルドネ。
このシャルドネたち、うまく絡み合い、この旨味に影響を与えている。
一番大事なポイントは、この素晴らしく安定した品質。
それとVTが2014とあるので、ミレジムと言うこと。
シャンパーニュAOC2014グランヴァン取得できるくらい素晴らしい品質。
本来、葡萄の持つ自然の甘味を感じさせてくれる幸せ感。
ドサージュがたったの1.35g/Lで、綺麗な、じわぁ〜と残る甘味が完成されている。
ちょっと余談ですが、
一般のシャンパーニュのドサージュは、5g/L前後だと私は認識する。
この数値は、ものによっては、甘ったるく感じることもある。
シャンパーニュは寒い地域だから、他の地域に比べて、
ブドウに糖度がのりにくい分、自然な甘やかさを出すのに苦労する。
だから、
有名シャンパーニュのほとんどが、AOCに許される限り、
かなりの補糖と 、かなりのドサージュをする。
でもって、
ブドウの甘さでない、人口の甘味が大半をしめ、私は飲み進まないことが多い。
決してそれが悪い訳ではない。それは私の好みの問題。
ただ、北摂ワインズでは、
より自然に造られたブドウの良さを引き出したナチュラルで繊細なワインを見つけ出し、
提供していきたいし、、、ただそれだけ。
さて、
このワインの全生産本数とワイン毎のロット数が、
バックシールに手書きで丁寧に記載されています。
私、こう言うの大好物。
たった1766本て、それにしても少ない。
で、日本への入荷は90本のみ。
こんなにも安定した品質に驚きを隠せない。
それは、ナチュラルワイン好きや関係者なら、理解いただけると思いますが、
やっぱり天然酵母と酸化防止剤無添加(または無添加に近い)ワインは、
時折、品質に不安定さや、逆にとんでもない美味しさを発揮する場合がある。
でも、それが楽しみで、ナチュラルワインを取り扱かっています。
この様な天然酵母で酸化防止剤をほとんど使わない生産者で、
一般のグランヴァンとして堂々としている、
特にこのようなシャンパーニュには、そう滅多に出会えない。
ここ山場、
シャンパーニュマニアならご存知の
天才的醸造家兼コンサルタント「エルヴェ・ジェスタン」との出会い。
彼に2009年からコンサルを受け、劇的にナチュラルに移行、
素晴らしい品質のシャンパーニュに完全に切り変わったとのこと。
それまでのワインも美味しかったとのことですが、
今は、一線を画すほどの違うワインに変化したそうです。
![](https://hokusetsuwines.com/wp-content/uploads/2021/07/スクリーンショット-2021-07-26-16.38.23-1024x956.png)
ちなみに、私は、ナチュラルになる前の彼のシャンパーニュは飲んでませんので、
インポーターに頼んで近いうちに仕入れて飲んでみます。
「シャンパーニュ・フィリップ・ランスロ」
偉大なシャンパーニュ生産者と、呼ばれる日は近いと思います。
それでは、生産者の紹介!
シャンパーニュ フィリップ・ランスロ/Champagne Philippe Lancelot
両親が70年代にドメーヌを設立。
コート・デ・ブラン、アイとエペルネーで4Haを所有しています。
各クリュのテロワ ールの個性を生かすため、2012年からビオディナミ農法で栽培をはじめ、
2014年はABエコセール、2015年はDEMETERそして2020年はBiodyvinの認証を取得しました。
また 2009年から
シャンパーニュ愛好家ならご存知の天才醸造家「エルヴェ・ジェスタン」と
コラボレーションしてから、完熟したブドウを使い、
ドザージュとSO2 低め(2015年から無添加)や区画毎に醸造を
行うことなどで醸造作業を取り組んでいます。
「自然はよくできているのでそれに勝るものはない」のモットに、フルーツとミネラルのバンランスのいい、エレガントで厚みのある、純粋、奇抜かつ個性的なシャンパーニュを手掛けています。
続いて、ワインの紹介!
● パル キャトル シュマン 2014 ● Par 4 Chemins 2014 ●
● シャンパーニュ フィリップ・ランスロ / Champagne Philippe Lancelot ●
名称: パル キャトル シュマン 2014(2014 年グランクリュ)
種類:泡(ブラン・ド・ブラン)
生産者:フィリップ・ランスロ
醸造地:フランス/シャンパーニュ
原料:シャルドネ100%
アルコール度数:12.0%
酸化防止剤(SO2):10mg/L
容量:750ml
通常価格:13,071円(税込)
フィリップ・ランスロが所有しているコート・デ・ブランのクラマン、シュイイ、オワリィ、アヴィーズにある4つの畑から造られたシャルドネ100%の品質が安定したブラン・ド・ブラン。
2014年グランクリュ。
天然酵母での発酵後、ステンレスタンクと木樽で 9ヶ月熟成し、さらに瓶内で 5年熟成をします。SO2を僅か10m/lのみ添加しており、ドザージュは低めです(1.35g/l)。綺麗なレモン色で柑橘のフルーツとクルミやトーストのような香りが広がります。口当たりはクリーミーでレモンやリンゴのフルーツやパンのようなニュアンスを持ちます。余韻では綺麗な酸とミネラルが感じられます。わずかにスパイシーなタッチも現れます。コート・デ・ブランのグランクリュの結晶の塊です!シタビラメのムニエルや野菜の天ぷらなどとの相性がいいです。10-12 度のサービス温度で白ワイングラスがおすすめです。 ステンレスと樽で 9 ヶ月間熟成 5 年間瓶熟成 1.35g/l 。泡立ちと共に、贅沢感に囲われます!
生産本数: 1766本。そのうち日本入荷は、たったの90本。
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