ポルトガルのナチュラルワイン?
恥ずかしなら、ポルトガルのヴァンナチュールはこのワインがお初でした。
昔、ポートワインを何回か飲んで以来、中々機会が巡ってきませんでした。甘いイメージ、やたら古いヴィンテージで手に入れ易い価格だった記憶が。そんなイメージで遠ざかっていました。
で、探してもナチュラルなニュアンスのポルトガルワインがなかった。探せてないだけかもだが。とうとう出会ってしました。
この価格で、バランス良く、果実味溢れて、しかも綺麗。程よいタンニンもあり、変な言い方だが、赤ワインちゃんと飲んでる感あり。
日本ではまだ注目されてない。かなり美味しい!だいぶ美味しい!しかも、コスパ。
なんで、こんなにも、いいワインなのに。ポルトガル語で調べると、ポルトガル国内では、かなり評判が良い。こんないいワイン知らないのは、損しますよ!
では、ご紹介していきます。
カサ・デ・モウラス ~Casa de Mouraz~
カサ・デ・モウラスの名はポルトガル中部ダン地方トンデラ(Tondela)に12世紀に建てられたサンペドロ・ド・モウラズ修道院に由来し、リベイロ家のぶどう畑が16世紀から何世代にわたって引き継がれてきました。ドウロ、ヴィニョヴェルデ、アレンテージョ地域に分布する、合計25ヘクタールの大部分が古いブドウの木が植えられており、年間約10万本のワインが生産されています。ブドウはポルトガル品種のみ。標高140-400mに13haにわたる畑は花崗岩と粘土質で、上質なワイン造りに適しています。
アントニオは少年時代を過ごしたこの地で、2000年からアントニオとサラは、夫婦一緒にオーガニックに基づいたワイン造りを始め、その後ドウロ、ヴィーニョヴェルデ、アレンテージョの各地にもぶどう農園を拡大し、その土地ごとに固有のぶどうを栽培し、本格的で自然な上質なワインを造っています。彼らは可能な限り、植栽、剪定、接ぎ木、収穫、瓶詰めなどのさまざまな作業を、宇宙のリズムと調和して実行するようにしています。
Decanter World Wine AwardsやMillésime Bioなど多くの品評会で受賞しています。2006年以降はビオディナミに転向し、その後2009年からはビオディナミ農法について権威のある『ルネッサンス・デ・アペラシオン』に所属し活躍しています。
ヒュー・ジョンソンのポケットワインブック2017でカラー2ッ星(★★)を獲得しています。
2017年10月に起きたポルトガルに起きた大火災で、大切なブドウ畑や倉庫、大量のワインが被害にあいました。数ヶ月後、クラウドファンディングを立ち上げ、沢山の支援者があり、再建したとのこと。
それでは、ワインの紹介に入ります!
●カサ・デ・モウラス ティント2014●カサ・デ・モウラス●
種類:赤
生産者:カサ・デ・モウラス
醸造地:ポルトガル/ダン地方
原料:トウリガ・ナシオナル、アルフロシェイロ、バガ
アルコール度数:13.5%
酸化防止剤(SO2):94mg/L
容量:750ml
通常価格:2,291円(税抜)
花崗岩土壌。オーガニック・ビオディナミ製法。自然醗酵。深みのある濃い赤色、ふちは紫色の反射。さくらんぼ、苺など赤い果物の強い香り。ローズマリー、チョコレートのニュアンスもあり、しっかりしたタンニンと長い余韻が残る。地中海料理、パスタ、リゾットなど。