中々、ナチュラルワインで、カベルネ・ソーヴィニヨンって縁がないと言うか、飲む機会が少ない。
が、しかし!昨年、インポーターの試飲会で素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンに出会いました。静かで、綿のような舌触り、ぶどうの液体はもの凄くきめ細やか、疲れさせない奥深いタンニンがあり、懐の深さを持つ。私が大好物なタイプのワインだ。嬉しい!
静かで繊細で美味しく、ワインとしてのバランスがめちゃくちゃクオリティが高い。密かに要チェックな造り手、ワインだと思います。これを、何本か買って、まずはこのワインのポテンシャルを味わい、セラーに1-3本寝かし、3-5年ごとに飲んでみてもいいかもです。極上の熟成になると感じます。
でも、まずは飲んでほしいです。静かで奥深い素晴らしいこのワインを味わってみてください。
では、まず生産者を紹介していきますね!
ジュリアン・デリュー/仏ロワール・ ベルヴィーニュ アン レイヨン
ジュリアン・デリューは、ブルターニュのレンヌ出身 38 歳。
家族はワイン造りをしていなかったが、元々生物が好きで、森に関連す る仕事に就きたかった。高校出た後、ワインの学校に行き、その後、 生物学の大学にも行き、ボルドーで修業したり、トゥールの醸造学校で勉強したりした。その頃、ロワールの 良さに気づき、3人の友人で2010年に「ロッシュ・セッシュ」というドメーヌを立ち上げた。
彼らはすぐにブドウ畑を有機農法に転換し、その間ワイン造りのスタイルを磨き、単一のセパージュキュヴェを作りました。ブドウ畑の樹齢は25~60年で、伝統的なアンジューの品種であるシュナン、カベルネフラン、グロロー、そしてカベルネソーヴィニヨン。
諸事情により 2017 年にロッシュ・セッシュは解散、彼はロッシュ・セッシュから5haの畑を引き継いだ。 2018 年が彼のファーストヴィンテージとなる。醸造技術はかなり伝統的で、白ワインに皮のマセレーションを加え、硫黄の使用を最小限に抑えています。パリッとした酸味と鮮やかなフォーカスと緊張の両方を示すワインが生まれました。
ワイン造りは基本亜硫酸無添加で醸造、どうしても必要な時にだけ、瓶詰時に少量添加する。ピュアな 果実味を求め、ナチュラルながらもネガティヴな要素を出したくない彼のワインはクリーンでチャーミング。パリッとした酸味と鮮やかなフォーカスと緊張の両方を示すワインが生まれました。今後の変化が楽しみな生産者です。
それでは、ワインの紹介でーす!
●Taille mouche 2018●タイユムーシュ18 ●
名称: タイユムーシュ18
種類:赤
生産者:ジュリアン・デリュー
産地:フランス /ロワール
原料:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
アルコール度数:13.0%
酸化防止剤(SO2):30mg/L
容量:750ml
通常価格:3,500円(税抜)
土壌は粘土と片岩で構成された樹齢45年のカベルネ・ソーヴィニヨン。この“タイユムーシュ“は、これらの古いブドウの木が育つ単一の区画にちなんで名付けられた。ここでの収穫量はわずか20 hl /ヘクタールであり、この品種では非常に低いです。ミネラルは、ダークベリーのアロマを引き立たせ、熟したタンニンが果実、革、ミネラルの複雑な構成する濃いワインにつながります。このワインは、今飲んでも十分に美味しいですが、セラーで数年寝かして熟成させると化ける可能性があるでしょう!まずは、1本飲んでポテンシャルを感じいただき、もう一本はセラーで!