近年、ナチュラルロゼのレベルが格段と上がってきてるのを感じます。それと、日本人のロゼへの人気と理解が深くなってきています。
私は、昔からロゼが大好きです。特に、暑い時期に、ロゼが飲みたくなります。ロゼは、見ても楽しめます。なので、飲んだら更に得した気分に!
ロゼは、1度に2つの事を楽しめる最強なワイン。感度の高さが、より研ぎ澄まされる。そんな飲み物。それが、ロゼワイン。
フランスでは、パリを中心に7年ほど前から、ロゼワインの年間消費量が、白ワインを上回っています。特にパリを中心に、夏場にかけて、消費量が急増します。アペロからメインまで。
世界の主要都市のレストランのワイン事情でも、もちろん、近年、今やロゼが主力。
なぜか、日本は昔の名残で、甘いとか、白と赤を混ぜた安い雑なお酒としてのイメージが残ってる感じがします。酒屋さんや、ワインショップの方たちも同様、そんなイメージに引きずられて、未だに取り扱いや販売に力を入れてない気がします。
実は、最強アイテムなのに、まだまだ気がついてない方が多いと感じます。
しかーし、このコロナ以降、変化が。いや、その事に気づいている人たちは、以前からいました。
一般のナチュラルワインファンのレベルは、このコロナ禍で、格段にレベルアップしている事を実感させられました。店頭でもネットでも個人リクエストでも、ロゼワインをダイレクトに購入する方が、急増!
それも女性が大半!
世界レベルの感度!いや、素晴らしい!女性の感性には驚かされます。世界では、なんだかんだ言って、女性の感性が、その時代に必要な物事の源流をつくっている。そう感じます!
北摂ワインズでは、素晴らしいと思ったロゼワインを、数多く扱っております。私たちが好きだから、そして、近年のナチュラルロゼのレベルが非常に高いからです。
横道をそれますが、ロゼについて少し豆知識を!ロゼの造る過程を簡単にご説明させて頂きます。
まず、基本として、白ワインと赤ワインの造り方の違いは、白ワインは絞ったブドウの液体だけを醸造。赤ワインは、絞ったブドウの液体に、その後、絞り終えた果皮をつけます。その漬け込んだ時間の長さで、造り手によってタンニンや色の濃さを調整します。
ちょっとわかってきましたか?そう、ロゼは赤ワインの造り方と同じ。ただ、果皮を漬け込む時間が短い分だけ、色が薄いんです。
と言うことは、黒ブドウ(赤ワイン用のブドウ)をつかって、赤ワインよりもコクを控えめに、白ワインよりも果実味はしっかり残しつつ、全体的にあっさり目に造る。
現代の多種多様な食文化に、どんな料理にも邪魔をせずに、マリアージュを深く考えずとも、楽しむことができる最強アイテムなのです。
ちょっと、話がながくなりましたが、最近、私たちが飲んで感動したナチュラルなロゼワインを紹介していきますね!
まずは、南アフリカの品あるラベルデザインのコスパロゼ!
名称: グレネリー・ロゼ・ド・メイ
種類:ロゼ
生産者:グレネリー
醸造地:南アフリカ/ステレンボッシュ
原料:シラー100%
アルコール度数:12.5%
酸化防止剤(SO2):80mg/L
容量:750ml
通常価格:2,100円(税抜)
軽く色付くまで優しく全房でプレス。ジュースはステンレスタンクに移して天然発酵。14度の低温で発酵。マロラクティック発酵は無し、そのまま熟成。透明な美しいブラッシュ・ピンク。グラスに注ぐと、ザクロ、キャンディ、フレッシュなラズベリーの香りが豊かに満たされる。フレッシュで豊かな酸。柑橘類やストロベリーなどの風味。エレガントでクリスピーなフィニッシュが最後まで気持ちが良い。フードフレンドリーで、食欲が沸くような気持ちの良い辛口ロゼ。ワイナリー直営のレストランのみで販売されていたのを説得。輸出は日本のみ。ザクロ、キャンディ、フレッシュなラズベリーの香りが豊かに満たされる。フレッシュで豊かな酸。柑橘類やストロベリーなどの風味。エレガントでクリスピーなフィニッシュが最後まで気持ちが良い。
続いて、フランスロゼ生産地の本場プロヴァンスで最も感動したロゼワイン。
名称: コレイユ・ロゼ2019
種類:ロゼ
生産者:シャトー・ド・ロックフォール
醸造地:フランス/プロヴァンス
原料:グルナッシュ ノワール、シラー、サンソー、カリニャン、クレレット
アルコール度数:12.5%
酸化防止剤(SO2):79mg/L
容量:750ml
通常価格:3,270円(税抜)
収穫した葡萄はダイレクトプレス、もしくは8時間ほどの低温浸透を行い、ステンレスもしくはコンクリートにて発酵。収穫は9月中旬に行うが、他のキュヴェ と同じく北向きの区画によるキレイな果実味と酸が残る。アプリコットや柑橘、スパイスなどの複雑なニュアンスがありながらも、味わいは非常にフレッシュでミネラリー。飲めば飲むほど癖になる、ガストロノミックなワイン。ロックフォールのワインの奥から溢れんばかりに湧き上ってくるミネラル感と清涼感は、通常のプロヴァンスワインをイメージして口に含むと、度胆を抜かれる仕上がりです。まさにプロヴァンスの土壌・テロワールがそのまま表現された、トップ・オブ・プロヴァンス・ワインであることは間違いありません。日本にも彼のワインのファンが沢山いますが、それはミネラル豊富な日本の食材とロックフォールのワインが最高のマリアージュを表現してくれるからに違いありません。
最後は、イタリア・ブルカーノ島で、彼女がつくる最初で最後の超希少ロゼワイン。
名称: フコリント・ネロ ロザート
種類:ロゼ
生産者:プンタ・デッルフェラ
醸造地:イタリア/エオリア諸島、ブルカーノ島
原料:ココリント・ネロ100%
アルコール度数:11.0%
酸化防止剤(SO2):34mg/L
容量:750ml
通常価格:3,380円(税抜)
エオリア諸島の希少品種、コリント・ネロ100%のロザート。最初で最後の入荷。ステンレスタンクもしくはセメント槽ファイバーグラス槽の発酵。酵母は天然酵母。ややオレンジを帯びたルビーカラー、チェリーやアセロラなどの赤みを帯びたフレッシュな果実の香り、程良いキレのある酸、フレッシュな赤い果実の香り。低アルコールでジュースのようなスムーズさを感じる飲み心地。
もっともっとロゼワインを楽しんで欲しい!