これ、めちゃくちゃ美味しい!
ロワールの赤って、かなり昔に飲んだっきり。
カベルネフランって、こんなに美味しかったっけ!と思わせてくれました。
このワイナリーは、昔から畑はナチュラル、造りはクラッシックで、
So2使用量も少ない。で、北摂ワインズ的にナチュラルワイン にとって大切な”天然酵母”での発酵!
近年のナチュールでアピールしてるわけでもない。昔から代々家族経営で、
地道に頑張っているロワールの造り手なんだと思わせてくれる、じーんと心温まる味わい。
それと、初めて聞いたAOC。アンジュー・ヴィラージュ・ブリサック 。
グラスに入れた瞬間、濃い〜色合い。
カベルネフラン主体なので、緑野菜ちっくと想像するが、いや、いや、この熟成度高めで、旨味爆弾、色気がある、久々にふくよかでボリューミー、飲んでて満足感が高い。
ナチュールナチュールしてなく、昔のフランスのクラッシックワインの味わい。素直に美味しい!懐かしい美味しさで、なんだか泣けてきます。
グランヴァン、ナチュール、全部のワインファンに感じとってもらいたい赤ワイン。
それでは、生産者紹介!
フランス、ロワール河にきらめく珠玉の都市”アンジュー”の南、サン・ミレーヌ・ シュール・オーバンスに位置する1966年に創設されたアンジェに非常に近い家族経営のドメーヌ。伝統的なノウハウと現代性を組み合わせて、現在有機農法に転換されているため、自然を尊重した優れたワインを生産しています。
【ワイナリーについて】
現在は二代目の女傑ヴェノニク・パパンが采配をふるっています。 畑のあるエリアは、地理的にも恵まれており、アルドワーズ・シストの土壌です。シストはフランス各地の秀逸なテロワールに見られる結晶片岩土壌のことで す。アルドワーズは、ロワール河流域、とくにアンジェ地方に特有の青みが かった土壌のことで、これらをつかった「アンジェの青い屋根瓦」は小説や歌にも出てくるほど有名です。シスト土壌はとても水捌けが良く、ミネラル分を多く含みます。
【畑について】
この特徴的な土壌にある畑は、20年以上前からリュット・レゾネ農法で耕作、2019年11月からビオディナミ農法に完全移行。環境に配慮し、必要なときに極少量の溶剤しか使用しない自然派 農法です。2012年両親からワイナリーを継承したヴェロニクは、さらに農法に ついての考察を深め、さらなるテロワールの反映を目指し、現在は名前だけで なく、中身のある有機農法へ向けて歩みを進めています。ブドウの樹齢は平均30年となっております。 なお、アンジュー・ヴィラージュ・ブリサックの地域は伝統的に長期熟成ワイン の産地として知られています。 AOCはワイン名の通り、アンジュー・ヴィラージュ・ブリサック。マニアックな話には、なるんですが、おそらく、このAOCは、日本では初入荷だと思います。
【醸造法】
このワインに使われるブドウは、細心の注意を払われ、負荷が掛からないよう に、ブドウの糖度を見ながら全て手摘みで収穫されます。丁寧な(果実の選別 作業)のあと、直接圧搾機へ。 温度制御機能つきのステンレスタンクでアル コール発酵および醸造。ステンレスタンクで熟成させます。 過度のフィルター 処理はせず、酒石酸は低温にして除去します。
それでは、ワインの紹介!
● アンジュー・ヴィラージュ・ブリサック 2012 ● ANJOU VILLAGE BRISSAC 2012 ●
●ドメーヌ・ド・オー・ペルシュ / Domaine de Haute Perche ●
名称: アンジュー・ヴィラージュ・ブリサック 2012
種類:赤
生産者:ドメーヌ・ド・オー・ペルシュ
醸造地:フランス /ロワール・アンジュ
原料:カベルネ・フラン80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
アルコール度数:12.5%
酸化防止剤(SO2):59mg/L
容量:750ml
通常価格:2,900円(税抜)
ロワールのワインにしてはかなり濃い色調です、熟したブドウを使っているのが 見て取れます。香りは熟したカシスなどの果実の香りが印象的で、甘草のニュアンス、スパイシーさも充分に感じ複雑な印象です。味わいもボリューム感があり、タンニンも豊富に感じます。余韻もふくよかで力強さとエレガントさが同居しています。 合わせるお料理としては砂肝のコンフィ、ラムチョップ、鰻の蒲焼、シェーヴル・ チーズなども美味しく召し上がって頂けます。 熟成したカベルネフラン、色気とエレガントさが増し、旨味や果実味がまとわりつく贅沢感!濃い赤、スパイシー、美しい味わいでボリューミー。まさに今が飲み頃の赤ワイン。
下記にも、おすすめのナチュラルワイン・自然派ワインを随時紹介してますので、よろしければご覧ください。