女性ならではの感性が光る赤ワインです。飲めば感じてもらえるはず!
R1年8月からシリーズ化しました『アトリエオッペ萩野氏とのコラボ企画!R2年11月のオススメワイン!』第16回目。
アトリエオッぺ萩野浩之さんについては、下記写真をご覧下さい。
どのインポーターで、どのワインが紹介されるのか、毎月の連絡が待ち遠しいトミヅルです。
今回の萩野浩之さん紹介ワインは、イタリアのカランブリア州の女性醸造家マリアンジェラが造る赤ワイン「チロ ロッソ クラシコ スーペリオーレ 2014/Ciro Rosso Classico Superiore 2014」です。
さて、ここからは、萩野さんの推薦文です。
<南イタリアの>カラブリアの「チロ ロッソ」というワインは、南イタリアの土着品種らしい強烈な味わいで、濃厚で素晴らしいポテンシャルを感じるものが多いのですが、正直なところ強すぎるために飲み続けることがつらいワインが多いというのが本音です。
ところがこのテヌータ デル コンテのチロ ロッソは、南の太陽と土を感じるしっかりとした個性がありながらも、特に後味に繊細さと優雅さがあり、熟成からくるまろやかさも加わって、非常に飲み心地のよいワインであることに驚きました。
この造り手は、当主フランチェスコ パリッラの娘のマリアンジェラを中心に醸造を行っており、国内外の自然派生産者とのつながりも多く、その土地の歴史を守るべくワインづくりを行っていますが、これだけの強さと個性を持った高貴なワインでありながら、どこか優しさと親しみを感じるのは、女性醸造家ならではの感性が宿っているように思います。
料理は肉料理全般によく合いますが、特に煮込みやトマトを使った料理は特に美味しいと思います。非常に個性的な味わいでありながら、料理の相性的にはとても守備範囲が広いのが驚きです。
実はこの造り手はロゼワインが注目されていて、こちらも是非皆さんにお試しいただきたいのですが、一般的なロゼよりも濃い琥珀色をした辛口で、リキュールっぽさもあり、家庭料理から中華や肉料理全般までよく合う、どんなシチュエーションでも楽しめるワインです。
強くて優しい、典型的な南イタリアの土着品種のワインを是非お試しください。
それでは、ワイナリーを紹介していきますね!
次に、ワインの紹介!
● チロ・ロッソ・クラシコ・スーペリオーレ 2014 ● Rosso Classico Superiore 2014 ●
● テヌータ・デル・コンテ / Tenuta del Conte ●
種類:赤
生産者:テヌータ・デル・コンテ(マリアンジェラ・パリッラ)
醸造地:イタリア /カラブリア州チロ・マリーナ
原料:ガリオッポ100%
アルコール度数:13.5%
酸化防止剤(SO2):32mg/L
容量:750ml
通常価格:3,800円(税抜)
主力となる赤ワインであり、際立った個性を放つチロ・ロッソ。10月下旬に手摘みで収穫した葡萄をステンレスタンク内で自然酵母による発酵。清澄作業は行わずにステンレスタンク内で24ヶ月間、ボトリング後瓶内で7ヶ月間熟成を行います。ステンレスタンク熟成とは思えない複雑味と深みを持ち、抜栓後も長く美味しさが続きます。ややレンガ色をした美しい外観。
完熟したイチジク、レーズン、ブラッドオレンジ、みたらし団子などなど、甘くコクの強い要素がたっぷりと詰まった超個性的なアロマ。抜栓後も持ちが良く、長い熟成を経たワインのような円熟した雰囲気になっていきます。熟した甘く濃い果実感がじんわりと深く長く感じられる味わい。酸味とのバランスが良くしつこさは感じません。パワフルなのに熟成した古酒のような旨味と優しさを兼ね備えた完成度の高いワイン。輸入元:トレジャー フロム ネイチャー
下記にも、おすすめのナチュラルワイン・自然派ワインを随時紹介してますので、よろしければご覧ください。