今日のミステリー!
「赤品種、不明品種1%の謎!」
R1年8月からシリーズ化しました
『アトリエオッペ萩野氏×北摂ワインズコラボ、おすすめワイン企画』
R6年2月のオススメワイン!第49回目
アトリエオッぺ萩野浩之さんについて詳しくは、下記写真をクリック下さい。
どのインポーターで、どのワインが紹介されるのか、
毎月の連絡が待ち遠しいトミヅルです。
今回の萩野さん紹介おすすめワイン&ワイナリー
トゥリ ロッソ 2021
サルヴァトーレ マリーノ
イタリア/シチリア地方
南イタリア、シチリアのパキーノといえば有名なトマトの産地で、
私も一度だけ訪問したことがありますが、
港に行けばシーフードレストランがとても賑わっていて、
新鮮な魚介類をその場で焼いて食べることができ、
まさにシチリアのイメージにぴったりな場所です。
2017年からこの地でワイン造りを行うサルヴァトーレ マリーノは、
手作業での丁寧な仕事にこだわり、というと、
普通そうなのでは?と思いがちですが、
ここシチリアは大量生産のワイン産地なので、
基本周囲では工業的に造られるワインばかりです。
シチリアワインのイメージというのは、
濃厚で渋くてアルコール感の強いマッチョなワイン。
このワインは色は濃く、
大地を感じるような個性的な味わいなのですが、
丁寧な仕事で造られるピュアなブドウの味わいと、
渋みが少なくアルコールも柔らかいので、
とても飲み心地がよいです。
あとどうしても気になるのが、
インポーターの資料にあるブドウ品種の「不明品種1%」という表記。
普通こういう「不明品種」が登場する場合は、
食用品種(現地の法律でワインにしてはいけない品種)を
使用している場合が多いのですが、
ネロ ダーヴォラ90%とピニャテッロ10%でいいのでは?と思うのに、
わざわざ書く理由が分かりません。(笑)
確かにその1%が目に留まってしまったので、
何かの作戦なのでしょうか?
合う料理はやはりというかトマトを使ったものですが、
煮込んだ料理よりも冷製でフレッシュな酸を活かし、
バジルやカッペリ(ケイパー)との組み合わせで
一層美味しくなる気がします。
南イタリアらしい個性的な味わいでありながら飲み心地の良い、
気軽に楽しめそうな赤ワインを是非お試しください!
サルヴァトーレ・マリーノ / SALVATORE MARINO
ブドウ栽培の文化が古代から続くシチリア州パキノで
5世代続くブドウ畑を引継ぎ2017年に始まったプロジェクト。
私のブドウ畑は、ヴェンディカリ自然保護区からほど近い
「Contrada Buonivini(コントラーダ・ブオニヴィーニ)」地区にあります。
ブドウ畑はアルベレッロ方式で植えられており、
土地の性質が自然な方法でブドウを栽培し、
ワインを生産することに適しています。
私は生物多様性を尊重し、
月の暦が手作業で行う作業の適切な時期を選ぶのに役立ちます。
私が最も使用する道具は鍬とハサミで、
肥料は成熟した有機肥料と緑肥だけを使用。
それは研究、情熱、献身、そして何よりもブドウ畑や古代の伝統、
土地とその自然なバランスへの大きな愛から成り立っています。
この歴史は、ブドウ栽培とワイン生産に関わる5世代続いていて、
そこはブドウ栽培の文化が古くから根付いている場所であり、
千年の歴史があります。ワインは私の人生を象徴しています。
祖父母から受け継いだ古いことわざで、
「ワインは畑で作られる」という言葉を胸に、
生産物、景観、伝統を守りながら生態系に
配慮したワイン造りを行っている。
●トゥリ ロッソ 2021 ● TURI ROSSO 2021 ●
● サルヴァトーレ・マリーノ / SALVATORE MARINO ●
名称:トゥリ ロッソ 2021
種類:赤
生産者:サルヴァトーレ・マリーノ
産地:伊・シチリア
品種: ネロ ダーヴォラ90%、ピニャテッロ9%、不明品種1%
アルコール度数:14.0%
酸化防止剤(SO2):
酵母:天然酵母
容量:750ml
通常価格:3,520円(税込)
粘土石灰質の土壌で育った完熟したブドウを手摘み収穫します。その後、除梗と破砕を行い、温度管理されたタンクで土着酵母による発酵を約6日間行います。圧搾とアルコール発酵の終了は常にタンク内で行われます。マロラクティック発酵後、粗い澱を取り除いたら、春にボトリングされます。
シチリアワインのイメージは、濃厚で渋く、アルコール感の強いマッチョなワインとされています。しかし、このワインは色は濃く、大地を感じるような個性的な味わいながらも、丁寧な仕事で造られたピュアなブドウの風味と、渋みが少なく柔らかいアルコール感が特徴です。そのため、非常に飲みやすいです。
口当たりは赤い果実、黒カラント、スパイス、そして黒チェリーに続き、良いタンニンと素晴らしい酸味が感じられます。ミディアムボディで、ミネラル感も良好です。赤身の肉料理やトマトソースのパスタに最適です!
このワインにはトマトを使用した料理が最適ですが、煮込んだ料理よりも冷製の料理が相性が良く、フレッシュな酸味を引き立てます。バジルやカッペリ(ケイパー)との組み合わせも絶妙です。
南イタリアらしい個性的な味わいでありながら、飲み心地の良い、気軽に楽しめる赤ワインです。ぜひ一度お試しください!
輸入元:日仏商事
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