伊トスカーナの女性生産者、
マリア・ソーレちゃんのエレガントなサンジョヴェーゼ!
従来のトスカーナのサンジョヴェーゼのイメージは、パワフル&濃い濃い。
それはそれで、美味しいのですが、今の私、全く飲み進まない。
久しぶりに、涼しげで、エレガントで、綺麗なサンジョヴェーゼに出会えました。
この胸の高まりは、なんだろう?
繊細で純粋な感じのサンジョヴェーゼ。
もう、美味しい!としか言いようないワイン。
全く飲み疲れしないサンジョヴェーゼって、私の記憶にはあまり存在しません。
トスカーナといっても、ウンブリア との境にあるこのカンティーナ。
ウンブリアの影響と土壌が砂質であることが、
こんなにも涼しげでエレガントなサンジョヴェーゼになったんではないかと思います。
フレッシュで、涼しげで、酸もミネラルも感じて、
奥深さもある綺麗なサンジョヴェーゼで出来たワイン。
女性醸造家らしい繊細な部分がワイン造りに出てる気がします。
口の中で気持ちいい、非常に飲み心地よい。
海外のナチュラルワインショップのレヴューを見ると、かなり評価が高い!
ホント、久しぶりにいいワインに出会えたことに、
ナチュラルワインショップをやってて良かったと思えました。
生産者の紹介!
フィーコモンタニーノ Ficomontanino
フィーコモンタニーノは南トスカーナ、
ラツィオ州とウンブリア州の州境、シエナ県のキウージの小さな蔵元。
キウージはキアーナ渓谷南方の山(同渓谷が海だった先史時代は島だった)の上、
3州の地理的条件が重なった場所に位置し、
古代はエトゥルスキ人やローマ人らの異なる文化の影響、
中世ルネサンス時代はトスカーナ大公国と教皇領の伝統の影響を受けており、
これらの影響は農業においても色濃く見られ、
地元の農夫の協力の下同蔵元の農業やワイン造りにも反映されている。
1960年代、同蔵元を営むマリア・ソーレ・ジャネッリ氏の祖父が購入、
当初はオリーブ栽培や馬の飼育を行っていた。
ある日祖父が高台部分にかつてのぶどうの台木を見つけ、
閃いた彼はその数年後11ヘクタールの畑にぶどうを植えて栽培を始め、
後に父アレッサンドロがこれを受け継いだ。
マリア・ソーレさんは
ポレンツォ(ピ エモンテ州クーネオ県)にあるスローフード大学で
ガストロノミックサイエンスを学んだ後、その経験をワイン造りに生かすことを決意。
伝統を重んじつつも福岡正信とシュタイナーに触発され、
他の農作物と動物と共存するナチュラルな植物相下でのブドウ栽培を始めた。
醸造においては、ブドウの個性を重視、人為的な介入を極力行わない様努めている。
地域の伝統継承を重要視する彼女は、サンジョヴェーゼを中心に、
トラジメーノ湖周辺に見られるヴェルデッロ、チリエジョーロ、ガメイ
といった地場品種の栽培も行っている。
マリア・ソーレさんは言う
「化学を使用せずに自然発酵によってワインになる必要があります。
そのためには、時間と忍耐力が必要です」
ワインの紹介!
● ブルガレッリ 2018 ● Bulgarelli 2018 ●
● フィーコモンタニーノ / Ficomontanino ●
名称:ブルガレッリ 2018
種類:赤
生産者:フィーコモンタニーノ(マリア・ソーレ)
醸造地:イタリア/トスカーナ
原料:サンジョヴェーゼ100%
アルコール度数:13.0%
酸化防止剤(SO2):31mg/L
酵母:天然酵母
容量:750ml
通常価格:4,030円(税込)
フィーコモンタニーノの主力ワインであるブルガレッリは、祖父の貴重な種馬にちなんで名付けられました。農場の主要な3つの区画であるフィコモンターノ、メログラニーノの砂質粘土土壌に植えられた樹齢20〜30年の純粋なサンジョヴェーゼ。ワインに適切な鮮度と酸味を与えるために、9月の初めに小さな木枠を使って、手作業でブドウを収穫。セメントタンクで少なくとも6ヶ月、ボトルで3ヶ月熟成。 清澄やろ過なしで瓶詰め。
フルーティーで、フローラルで、わずかにほのかな心地よい香り、フレッシュで持って深みもあり、スパイシーで上品な土っぽさ、口の中で濃い果実が高く舞い上がります。 いろんな使いができる用途の広いサンジョヴェーゼ。アペリティフ、食中、ワイン単独など。ご自分で新しい発見をしてみてください。この魅力的なエレガントなサンジョヴェーゼに溺れてみてください。
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