久しぶりにナチュラルだな〜と感じるシャンパーニュに出会いました。
これこそ、私たちが提唱するナチュラルグランヴァンだと思います。
女性的な繊細さと、柔らかさ、きめ細かな沢山の泡、
全体的にもまとまっており、弛まない酒質。
飲んでて、もっともっと欲しくなる。
最近、シャンパーニュの価格が高騰してる中で、
このレベルなのに嬉しい価格。
ただし、本数に限りがあるので、
ナチュラルで柔らかい細やかな泡がお好みのシャンパーニュ好きは、
絶対抑えておきたいアイテムになるでしょう!
では、生産者の紹介!
ジュリー・デュフール/JULIE DUFOUR
フランス・シャンパーニュ地方
ナチュラルシャンパーニュのドメーヌで、
シャルル・デュフールの姉、
ジュリー・デュフールが経営しています。
元々15haの畑をビオ(有機農法)で栽培していた彼らの父、
ロベール・デュフールの死後、ドメーヌは三つに分かれました。
ジュリーが運営するドメーヌは2010年に設立され、
エコセールによるビオの認証を受けています。
2016年の収穫から自身のシャンパーニュを製造し始め、
2019年には初のキュヴェ(ワインの特別なブレンドや製造方法)が
リリースされました。
現在、彼女が収穫するブドウの3/4は他の製造者に販売し、
残り1/4で自身のシャンパーニュを製造しています。
畑の栽培面積は4.25ヘクタールで、
ピノ・ノワールとシャルドネを栽培しています。
全ての畑がランドルヴィルにあり、三つの畑に分かれています。
それぞれの地質はキンメリッジ階の粘土石灰質で、
ブドウ木の平均樹齢は28年です。
畑は自然に下草を生やし、不要な雑草は耕耘の際に除去しています。
この地域の地質と地形の特性から、
この地区で生産されるシャンパーニュは、
特にシャルドネから作られるものがシャブリの特徴に似ています。
しかし、
ピノ・ノワールが圧倒的に多く、
シャルドネの栽培比率は全体の9.7%にしかなりません。
そのため、
シャルドネ100%のキュヴェを製造している生産者は少ないです。
また、この地域には小さな森や林が点在しており、
自然なアグロフォレストリー(森林農法)が可能な、
造り手にとって素晴らしい自然環境に恵まれています。
ワインの紹介!
● クレオビュリンヌ シャピトル・アン / Cléobuline Chapitre 1 ●
● ジュリー・デュフール ● JULIE DUFOUR ●
名称:クレオビュリンヌ シャピトル・アン
種類:白泡
生産者:ジュリー・デュフール
産地:フランス・シャンパーニュ地方
原料:ピノ・ノワール 50 % 、シャルドネ 50%
アルコール度数:14.0%
酸化防止剤(SO2):5mg/L以下
酵母:天然酵母
ドザージュ:4g(エクストラ・ブリュット)
容量:750ml
通常価格:12,100円(税込)
このワインはグレープフルーツ、パイナップル、リンコゴの香りを含む華やかで柔らかいフレーバーが特徴で、口に含むとソフトな果実味が広がり、洋梨のノートを感じさせます。フィニッシュはベリーのヒントと共に心地良い旨味がじんわりと広がります。
見た目は活気のある細かい泡と美しい深い黄色の色合いで、豊かさを感じさせます。香りは新鮮なアプリコット、サルタナ、ヘーゼルナッツ、砂糖漬けのレモンが感じられ、非常に貪欲です。口当たりはシルキーで、コエンドウ、桃、ディル、そして微かな新鮮なバターの香りが広がります。フィニッシュにはミネラルのチョーキーなタッチが感じられ、オレンジピールのノートが混ざります。
その芳香の豊かさにも関わらず、このワインは繊細なシャンパンで、美味しいサーモンや柔らかいチーズと一緒に楽しむことができます。
Cléobuline クレオビュリヌとは古代に遡る古い名前で、ギリシャの女流詩人の名前です。25 年前 に偶然にこの名前を知ったジュリーは、非常に心を打たれ、いつか自分でシャンパーニュを造って販売 する時には、この名前を付けようと心に決めていたそうです。ジュリーにとって、この名前は、「女性らし さや喜び、花、自然、ダイナミズム、若さの躍動」などを象徴しているそうです。
『Chapitre 1 シャピトル・アン』とはフランス語で、「第一章」という意味です。弟のシャルルと同じ醸 造所で新たな一歩を刻んで造られたキュヴェということで、このように命名されました。今後リリースす るキュヴェは、小説のように「第二章」、「第三章」というように、順番に名付けられていきます。また、 小説のそれぞれの章が同じ物語ではないように、ジュリーのキュヴェも毎年異なる造りのものがリリース されていく計画です。その年のブドウから感じたインスピレーションで造りを決めているからです。
エチケット表記の『Il était une fois…イレ・テ・テュンヌ・フォワ』とはフランス語で、「昔々…」という意 味です。絵本や昔話の冒頭によく使われる言葉です。
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