やばい！
自社畑のピノノワールで、『単一畑』=『モノポール』
久々の「ナチュラルグランヴァンvol.3」として、
紹介したいワインがあります。
私の中ではパカレと比較しまうくらい,
彼は素晴らしく才能のあるブルゴーニュ生産者だと私は思ってます。
それも、若手の生産者。
今までは、ネゴシアンといったスタンスながら、
綺麗で纏まりのあるワイン造りをしてきたニコラが、
ブルゴーニュのマランに畑を購入し、自社畑を持って、
ドメーヌものを造り始めました。
ニコラ・モランの大大ファンの私としては、感極まりました。
前回は、ピノブランを紹介しましたが、
今回はブルゴーニュの王道品種「ピノノワール」
今回紹介するニコラの自社畑のピノノワールで出来たワインは、
粘性があり、かなり上質な透明感あるタンニン、
しっとり熟した果実の美味しさ、
樽職人であるニコラならではのさりげない樽の効かせ方で
香木の様な香りを生み出している。
ニコラらしくうまく表現されていて、記念すべき第一弾の初ドメーヌもの。
ペラい言い方ですが、「ナチュールワイン」、
もっと言えば「酸化防止剤無添加ワイン」の部分が大事ではなく、
このワインを飲んだ瞬間、ジャンルを超えた力強さ、
タンニンも、果実味も、酸も、シッカリと感じる。
高級なグランヴァン顔負けのワインとして仕上がってます。
しっかりとピノノワールの強さや旨さがクッキリと出てるワインになってます。
このワインが、数年後、もっと落ち着くと、大化けすると私は感じます。
ナチュールだけではなく、ワインファンであれば、必ず飲んでいただきたい。
できれば、今飲む用1本と数年後用に2本をキープしてもらって、
長きにわたって楽しんで頂けるとニコラ・モランの凄さが、
より理解出来ると思います。
では、ワインの紹介
● ピノノワール “レ ゼクリヴァン” 2019 ● Pinot Noir “Les Ecrivains” 2019 ●
● ドメーヌ ニコラ モラン / Domaine Nicolas MORIN ●
名称：ピノノワール “レ ゼクリヴァン” 2019
種類：赤
生産者：ドメーヌ ニコラ モラン
醸造地：フランス ／ブルゴーニュ ・マラン
原料：ピノノワール100％（モノポール=単一畑）
アルコール度数:13.5%
酸化防止剤(SO2)：無添加
酵母：天然酵母
容量：750ml
通常価格：4,620円（税込）
ほのかな還元香と、チェリーやベリー系の豊かな果実味、ほどよいタンニンとクレームドカシスの様ななめらかでコクがあり、エレガントな果実味、程よい余韻がながく続きます。ニコラらしいワインです。ネゴスのブルゴーニュ ルージュ レシャイヨとはまたちょっとニュアンスが違い、コートドールよりは少し土壌の癖のあるワインですが、芯はしっかりしていて、これがいい方に実にエレガントにまとまっています。お肉系ももちろんですが、ワイン単体でも十分楽しめます。優等生というよりは、ちょっとやんちゃで悪ぶってるけど、根は真面目な男の子、な感じです。
熟したダークフルーツ、ブラックベリー、チェリー、チョコレート。味わいはエレガントで、やはり非常に熟した果実味、非常に粘り気があり、透明でありながら心地よく溶け込んだ樽香が心地よい。そして飲むごとに透明ある上質なタンニンを感じます。
天才ニコラのモノポール(単一畑）で、この価格は安すぎる。それは、飲んだ人にしかわからない。
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