R1年8月からシリーズ化しました
『アトリエオッペ萩野氏×北摂ワインズコラボ、おすすめワイン企画』
R7年1月vol.2のオススメワイン!第57回目
アトリエオッぺ萩野浩之さんについて詳しくは、下記写真をクリック下さい。
どのインポーターで、どのワインやワイナリーが紹介されるのか、
毎月の連絡が待ち遠しいトミヅルです。
今回の萩野さん紹介おすすめワイン&ワイナリー
ここからは、萩野氏の文章です。
カルト ブランシュ ブラン 2022/BKワインズ
醸造家Brendon Keys ブレンダン・キース
Australia・Adelaide Hills / オーストラリア・アデレードヒルズ
「自然派ワイン」ってどういうワイン?
私が普段お話しする中に必ず出てくる、
「シンプルでナチュラルな感性を持つ人、
そして自由な人が造るワインなんです。」
というフレーズがあります。
単に畑に化学物質を使っていないというだけではなく、
常識にとらわれない、評価やブランドに興味のない、
「自由な人が造るワイン」であることが、
大きな魅力につながっていると思います。
オーストラリア南部のアデレード郊外にあるこのワイナリーは、
カリフォルニアの有名ワイナリーで醸造を学び、
アルゼンチンでも働いたことのある、
ニュージーランド出身のブレンダン キース氏が2007年に立ち上げました。
クラシックなワインの世界を渡ってきたブレンダンがたどり着いた道は、
いわゆるナチュラルな製法のワインで、
しかもただ単にナチュラルなだけでなく、
常識にとらわれない「自由」を感じるワインです。
このワイン名の「カルトブ ランシュ」とは、『白い紙』という意味。
ここから自分でどんな色にも染めることも出来るし、
伸びしろもたっぷりあって、
造り手の感性を存分に発揮できるような、そんなイメージ。
毎年決まった造り方はなくて、
品種をブレンドする配合も自由で、
このワインは1年間マセレーション(ブドウを皮ごと漬け込んで発酵)
したシャルドネが一部入ってたり、
色んなブドウをパレットに広げた絵の具のように使いながら、
描いていくようなワインの印象です。
樽熟成から来る木の香りをほんのり感じつつ、
熟したブドウの複雑な味わいと、
フレッシュできれいな酸味と、
決してアルコリックではない、
とても飲み心地がよい柔らかさが特徴です。
合う料理としては、
少し燻製した貝やイカなどの魚介類や、
キノコを使ったリゾットなど。
あまり冷たく冷やしすぎずに、
大きめのグラスでワインだけをゆったりを
楽しむのもいいかもしれませんので、
是非お試しください。
● カルト・ブランシュ ブラン ’22 ●Carte Blanche Blanc 2022●
● BK ワインズ / BK Wines ●
名称:カルト・ブランシュ ブラン ’22
種類:白
生産者:BK ワインズ(醸造家 Brendon Keys / ブレンダン・キース)
産地:豪・南オーストラリア州アデレード・ヒルズ
品種:シャルドネ、ピノ・グリ、グリューナー・ヴェルトリーナー、リースリング
アルコール度数:12.5%
酸化防止剤(SO2):
酵母:天然酵母
容量:750ml
通常価格:5,060円(税込)
「Carte Blanche Blanc / カルト・ブランシュ ブラン2022」は昨年も非常に好評を頂いた白で、普段はテロワールおよび品種特性の表現を重視するブレンダンが例外的にワイナリー内にある様々なキュヴェを使いブレンドして仕上げるシリーズ。
主体となるのはシャルドネで、単一畑ものとしてリリースするには量が足りないものをこちらにブレンド。さらにピノ・グリやグリューナー、リースリングなどが少量ながら絶妙なバランス感覚で加わります。
また、さらに少量ながら実は1年もの間スキン・コンタクトを続けながら古樽で熟成させていた2020年産のシャルドネもこのワインにはブレンドされているそう(!)で、ブレンダンが常々口にする「Textured Wine」を見事に体現する味わいとなっています。
偉大なるブルゴーニュ・シャルドネへの深いリスペクトと醸造家の類まれなセンスによって生まれるブレンドの白。主体はシャルドネ(1 年間スキン・コンタクトさせた 20 年産を少量含む) 、それに少量のピノ・グリ&グリューナー・ヴェルトリーナー、さらにリースリング。ボトリング前に少量の酸化防止剤を添加。ノンフィルター、清澄剤不使用。輸入元:kpオーチャード
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