このオレンジワイン、余韻がやさしく、ずっと飲んでられる。ほんと美味しい!
R1年8月からシリーズ化しました『アトリエオッペ萩野氏×北摂ワインズコラボ企画』
R4年11月のオススメワイン!第38回目
アトリエオッぺ萩野浩之さんについて詳しくは、下記写真をクリック下さい。
どのインポーターで、どのワインが紹介されるのか、
毎月の連絡が待ち遠しいトミヅルです。
今回の萩野さん紹介ワイン&ワイナリー
クアルティチェッロ/イタリア/エミリア・ロマーニャ州
「 レ モーレ 2021 」
ここから萩野浩之さんの紹介文
「オレンジワイン」という言葉が日本に広まり始めて、
10年以上が経つと思われるのですが、
オレンジワインの多様性と言いますか、
様々なスタイルのワインが造られ、
日本で飲むことが出来ます。
その中でも王道であると私が思っているのは、
イタリアの昔ながらの白ワインの造り方が、
今言われている「オレンジワイン」だったと言われるもので、
ブドウの皮に付いている天然の酵母を活かすために、
白ワインであっても皮ごと漬け込んで発酵させるため、
果皮の色やブドウの成分によって、色も味わいもかなり濃い、
個性的なワインに仕上がるものが多いです。
そんなイタリアワインの中でも、
もちろん造り手は「白ワイン」を造っているので、
「オレンジ」ではなく「白ワイン」と呼ばないといけないのですが、
私の超お勧めをご紹介します!
「 レ モーレ 2021 」
生産者:Quarticello クアルティチェッロ
生産者について詳しくは↓
https://www.tfnwine.com/quarticello
イタリア北部のエミリア ロマーニャ州。
美食の地と呼ばれるこの地域で造られる、
個性的かつ料理との相性も素晴らしい、
「オレンジ」というより「黄金色」の白ワインです。
マルヴァジアは非常に香りの華やかなブドウ品種なのですが、
皮ごと発酵させることでそれが更に華やかになるのですが、
とても上品で優雅な印象。
完熟したブドウから造られるだけでなく、
ブドウの20%を陰干ししていることで、
色の濃さと味わいの深みが増していて、
しかも完全な辛口ですので、個性的な味わいながら、
料理にも合わせやすいです。
絶対にお薦めは、スパイス系のエスニック料理です。
まさに色自体が香辛料をイメージさせるのですが、
ワインのアロマティックな香りが刺激の強い香りとも調和し、
ワインが持つタンニンによって、スパイスを和らげてくれるのですが、
香辛料に合わせることのできるワインは、あまりないと思います。
十分な複雑味のあるワインですので、
ワイン単体で楽しめるのですが、サラミやチョリソ、
ブルーチーズなどをつまみながら飲むと、
本当に幸せです。
一昨年までは普通に文字ばかりのラベルだったのが、
昨年からデザインが変わり、フクロウを模したイラストが入りました。
ラベルの印象は柔らかくなったのですが、
ワインは相変わらず硬派なので安心しました。(笑)
是非、イタリアの大地から生まれる味わい深いワインを、お楽しみください!
● レ モーレ 2021 ● Le Mole 2021 ●
● クアルティチェッロ / Quarticello ●
名称:レ モーレ 2021
種類:白(オレンジ )
生産者:クアルティチェッロ
産地:イタリア/エミリア・ロマーニャ州
原料:マルヴァジア ディ カンディア
アルコール度数:12.0%
酸化防止剤(SO2):14mg/L
酵母:天然酵母
容量:750ml
通常価格:4,290円(税込)
マルヴァジア・ディ・カンディア種100%使用。葡萄の20%をアパッシメント。ステンレスタンクで果皮とマセラシオンを21日間行い12ヶ月間熟成。温度管理無しでノンフィルター。陰干しした葡萄を用いたマセラシオンタイプの為、外観は非常に濃い黄金色をしています。
21年は香りがとにかく華やか。レモーレはいつもアロマティックですが例年以上にです。柚子、キンカン、金木犀、ハチミツ、後半は超!洋梨。果実も力強くタンニンも感じますが、口当たりは少しトロッとしていて柔らかいです。開けたてから素晴らしい状態で、ポテンシャルもここ数年で最強でしょう。数本寝かせておくのも良いかもです。とてつもない香り豊かなワインに成長すると思います。
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