面白いスパークリングの話が入ってきた。
シラー100%のスパークリングワインって、聞いた事なかった。飲んだこともない。
泡好きとしては、めっちゃ興味ががある。
しかも、ナチュラルワインだ。これは、まず飲まない手はない。
前にも触れたが、20年ほど前にシャンパンコレクターだった。
その後、色々なさまざまなスパークリングワインを飲んできたが、
シラー100%のスパークリングワインは、未だに飲んだ経験はなかった。
それぐらい、珍しいスパークリングワイン。
ブラン・ド・ノワールと表現しているから、一瞬ピンと来なかった。
ブラン・ド・ノワールって、ピノノワール100%のイメージがあるから、
それが頭にこびりついていた。
でも、確かに、黒ブドウ単一品種で、
シャンパン製法で造られたスパークリングは、ブラン・ド・ノワールだ。
なるほど!!!となった。
肝心の味わいは、やっぱりシラーだけあって、しっかりとした厚みのある味わい。
色合いは、極々薄いピンク。
大ぶりな花の濃い花粉を思わせる香り。だけと、グイグイ飲める。
これは、面白いと思い、即決取り扱いを決めた。
他のスパークリングワインで代わりができない味わい。
泡好きは、シャンパーニュやフランチャコルタ、ペティアン、フリッツァンテ、
各種スパークリング、飲んできたと思いますが、改めて、皆様のアイテム、
知識や経験の一部にして、泡としてのシラーの新たな魅力を感じて欲しいと思います。
それでは、生産者の紹介です。
ジャン・ルイ ドゥノワ / JEAN LOUIS DENOIS
ジャン・ルイ・ドゥノワは、シャンパーニュのヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区で5代続く家族経営のシャンパーニュ・ド・メーヌに生まれました。
枠に収まりそのまま6代目になることを嫌ったジャン・ルイは、ボーヌで醸造学を専攻、経済とマーケティングも学んだ後、ワインの新世界に飛び出しました。行き先はカリフォルニア、オレゴン、オーストリア、ニュージーランドを経由して南アフリカへ。南アフリカでは、国内初のブラン・ド・ノワールとケープ・クラッシックの立ち上げに関わります。
フランスに帰国後、南仏に身を置きDomaine de l’Aigleを立ち上げます。そのわずか10年後、「Jam Turbull:Les grands vins de France」にて、彼の白ワインがフランス産白ワインのトップ80に選ばれました。
2001年、ブルゴーニュのアントナン・ロデに畑の一部とドメーヌの名義を譲り、より身軽になったジャン・ルイは、ルーションでもスティルワインを造り始めました。
新世界で得た刺激とフランスのテロワールを融合させコストパフォーマンスの高いワインを造り続けています。海からは遠く、ピレネー山脈の麓に位置するラングドックで最も南西に位置する産地リムー。中心部Roquetailladeに畑はあります。標高400mに位置する畑には、西風が吹き抜け、ラングドック南部で最も高い葡萄栽培地の一つとされています。
ピノノワールとシャルドネが成熟するのは、他の産地と比べて5週間も後と晩熟の産地であることから、冷涼な気候であることが伺えます。そして、ジャン・ルイ・ドゥノワは、リムー土着のモーザック種ではなく、シャンパーニュに挑戦状を送りつけるかのように、ピノやシャルドネにこだわり続けているのです。
続いて、ワインの紹介!
● ブリュット・ド・シラー2019 ● BULLES DE SYRAH ‘BLANCS DE NOIRS’ 2019 ●
● ジャン・ルイ ドゥノワ / JEAN LOUIS DENOIS ●
名称: ブリュット・ド・シラー2019
種類:白泡(ブラン・ド・ノワール)
生産者:ジャン・ルイ ドゥノワ
醸造地:フランス /ラングドック(リムー)
原料:シラー100%
アルコール度数:12.0%
酸化防止剤(SO2):78mg/L
容量:750ml
通常価格:3,000円(税抜)
手摘み収穫。手作業での選別で最良の果実のみを厳選。房ごとをゆっくりと圧搾。フリーラン果汁のみを使用。熟成は、シュールリーによる瓶内二次発酵(メトッドトラディショネル)シャンパーニュ同様にルミアージュ、滓抜きを行います。ドサージュ;3g/l。
爽やかで心地よい泡立ち。柑橘類のしっかりとした酸味と洋梨や白い花を思わせるニュアンス。凝縮感のあるフルーティーさが絶妙なバランス。アペリティフとして、前菜と共に。
下記にも、おすすめのナチュラルワイン・自然派ワインを随時紹介してます。
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