” 仏ベルジュラックの ” ネオ・ヴィニュロン ”
新世代の醸造家 シャトー・レスティニャック
R1年8月からシリーズ化しました『アトリエオッペ萩野氏とのコラボ企画!R2年12月のオススメワイン!』第17回目。
アトリエオッぺ萩野浩之さんについては、下記写真をご覧下さい。
どのインポーターで、どのワインが紹介されるのか、毎月の連絡が待ち遠しいトミヅルです。
今回の萩野浩之さん紹介ワインは、フランスのベルジュラックの新世代の醸造家カミーユ & マチアス・マルゲが造る赤ワイン「ドゥ・ローブ・ア・ローブ/de l’Aube à l’Aube」です。
さて、ここからは、萩野さんの推薦文です。
【白ブドウ50%+黒ブドウ50%の新しい世界】
すなわち
【ソーヴィニヨン・ブラン50%+メルロー50%の新しい世界】
ブドウ品種を聞いた時、「え!?」と聞き返してしまいました。恐らくよほどのプロがテイスティングをしても、品種を当てるのは難しいと思います。なぜなら、常識的には考えられない組み合わせだからです。
そんな型破りな楽しいワインをご紹介します。
ボルドーの東隣で、南仏ラングドックとの間に位置する西南地方のベルジュラック。無名な地域であるがゆえに、まだまだ知られていない、自由な感性を持った自然派生産者がいるようです。
レスティニャックは2008年に、カミーユとマチアス マルゲという若い夫婦が立ち上げたシャトーで、自然に寄り添った生活とテロワールを表現するワイン造りを行っています。
そしてこのワインはさらに自由なワイン造りを目指すために、「オーレ ミュール」という新しいブランドで造られていて、若手に栽培を任せた自社ブドウと、有機栽培農家からの買いブドウを使い、カミーユとマチアスが醸造しています。
2年ほど前に家族で来日しましたが、謙虚で優しい2人の人柄と、信念を感じる言葉の数々に、旅行した各地で人気を集めていました。
彼らの優しく自由な人柄が、ワインにも表れています。
白ブドウと黒ブドウが半々ですから、ロゼのような色のワインを予想しますが、それが意外と濃くて、淡いルビー色をしています。
飲んでみるとかなりの渋みを感じるので、軽い赤ワインと考えればいいのかなと思うと、果実味がとてもフレッシュで清涼感があり、後味にほんのり残る旨味が、まさにソーヴィニヨンブランです。
とにかく不思議な感覚のワインなので、合わせる料理も難しいのかなと思いがちですが、シンプルに焼いた肉料理とか、肉じゃがやもつ煮込みなどの和食にもよく合うと思います。
意外性が詰まったワインですから、常識にとらわれずに様々なシチュエーションやお料理などと一緒に、楽しみ方を見つけてみてください!
それでは、ワインの紹介!
● ドゥ・ローブ・ア・ローブ ● de l’Aube à l’Aube ●
● シャトー・レスティニャック / Chateau Lestignac ●
名称: ドゥ・ローブ・ア・ローブ
種類:赤
生産者:シャトー・レスティニャック
(カミーユ & マチアス・マルゲ)
醸造地:フランス /ベルジュラック
原料:ソーヴィニヨン・ブラン50%、メルロー50%
アルコール度数:13.5%
酸化防止剤(SO2):10mg/L未満
容量:750ml
通常価格:3,900円(税抜)
ビオディナミで栽培したソーシニャック産ソーヴィニヨンと、有機栽培している隣人のメルロを、圧搾後11月にブレンドしセメントタンクにて熟成。薫り高くフローラルでデリケート!食事の初めに楽しく飲めるワイン。今すぐ飲んでも美味しいし、熟成させれば土壌の石灰由来の深い味わいが表れる。キュベ名は「夜明けから夜明けまで」という1日だけの短く儚い事を意味し、マセラシオンが短く朝焼けの様に美しいこのワインの色を表現すると共に、マチアス&カミーユが大好きなアラン・バシュングという有名なフランス人歌手の人生を描いた本のタイトルで、アランへのオマージュを捧げております。
輸入元:ラヴニールhttps://lavenir-wine.com/
下記にも、おすすめのナチュラルワイン・自然派ワインを随時紹介してますので、よろしければご覧ください。