さあ、R1年8月からシリーズ化しました『アトリエオッペ萩野氏とのコラボ企画!11月のオススメワイン!』第4回。アトリエオッぺ萩野浩之さんについては、下記リンクをご覧下さい。
どのワインで、どのインポーターが紹介されるのか、毎月の連絡が楽しみなトミヅルです。
さて、今回の紹介ワインは、 ’ 仏プロヴァンスのオレンジワイン ’
「ペトロレット 2016」
プロヴァンスのオレンジワイン?私は初めて。注文したワインが届き、早速飲んでみることに。
色は、やや透明感のあるオレンジよりちょっと茶色寄り。味わいは、見た目の色感より、かなりスッキリで綺麗な味わい。
基本、私はコッテリ系のオレンジワインに飽き飽きしてたので、ちょっと飲む前は若干心配してたのですが、これは、色々な食事と合わせてもイケると思いました。もちろん、ワイン単体でも美味しくいただけます。
前も言ったかもしれませんが、個人的には、コテコテのオレンジワインは、酸化することで美味しく感じますが、一方、ブドウや地域の個性の区別がつかなくなり、ちょっと寂しい気がするんです。
ですが、このワインは、ブドウと地域の良さも出ていて、食事との相性も面白いバリエーションが想像できて、ワクワク度が高まります。
ワインとしてバランスがいいと思います。
それでは、萩野さんの解説コメントを紹介していきますね!
<萩野 11月のおすすめ>
「意外な料理にとってもよく合う!フランスのドライなオレンジワイン」
近頃「オレンジワイン」という言葉を耳にする機会が増えています。白ブドウを赤ワインのように皮ごと漬け込んで発酵させることで、ブドウの皮に付いている天然の酵母の働きを活かし、渋味や複雑味のある白ワインに仕上がるのですが、イギリスやアメリカやオーストラリアなどの英語圏の国々を中心に、新しいカテゴリーのワインとして、広く知られるようになってきました。
フランスでは最近オレンジワインを造り始めるワイナリーが増えているのですが、その中で私のイチオシがこれ!!フレッシュ&フルーティーというより、渋味しっかり&ドライで硬派なオレンジワインです。そこでこの“ドライ”であることはかなり大事で、合う料理の幅がグンと広がります。今までワインは合わせづらかった料理が、得意科目になってくるのです。
例えば、ダシや醤油を使ったもの、お味噌や発酵食品にもよく合い、ウニやいくらなどの魚卵系やお漬物なども最高!エスニック料理など香辛料やニンンクの強いものも大得意です!!今までワインには合わないと思っていた、あらゆるものにチャレンジしてみて下さい!
<ワイナリー紹介>
https://www.domainedesulauze.com/
https://www.facebook.com/Sausset-les-Vins-by-Vincent-Co-809140515837365/
では、続いてワイン紹介です!
名称:ペトロレット 2016
種類:白(オレンジ)
生産者:ドメーヌ ド スローズ
産地:フランス・プロヴァンス
原料:クレレット50%、ユニブラン50%
容量:750ml
価格:4,200円(税抜)
〜スローズが造るオレンジワイン〜
通常白ワインの醸造ではすぐに別々にしてしまう果皮や種ですが、オレンジワインは、果汁と共に果皮や種も醸すスキンコンタクトと呼ばれる手法を使います。これは、オレンジワインの発祥の地といわれるグルジアで用いられていた製法で、この期間が長くなると濃い色あいの白、つまりオレンジのような色合いになることから、「オレンジワイン」と呼ばれます。
低温で約2か月間のスキンコンタクトを行い、バリックにて約2年間の長期熟成。1年目はウイヤージュ(補酒)を行い、2年目は酸膜下で熟成しているのでウイヤージュは行わない。ノンフィルター、SO2無添加(酸化防止剤無添加)。
<輸入元紹介>
『日仏商事』
https://www.nichifutsu.co.jp/vin/
名前からして“堅い”イメージのある会社なのですが、かなりのリスクを負ってつくる攻め攻めの個性豊かな自然派ワインを扱う会社として、知られてきています。「日仏」なのに最近輸入しているイタリアワインは特に注目!!