当店ではカウンターに敷紙を敷いて箸を並べ、お客様をお迎えしていますが、料理を召し上がっていただくうちに紙が浮いたりずれたりすることがあり、常々美しくないと感じていました。そこで、厚めに作ってもらった23cm角のクリスタルステンを“重し”やフランス料理店でいう“アンダープレート”のような感覚で敷紙の上に置き、そこに次々と料理を提供しています。
最初はステンレス特有の無機質な質感が、店や料理に合うだろうか?と思いましたが、木のカウンターや紙の上に置くと引き締まって高級感が出、きちんとした印象に。簡単に汚れを拭き取ることのできる衛生面や収納時にかさばらないところも気に入っています。金属は経年変化による細かい傷が入っても味わいが増すところが好きですね。一方で傷が目立ちすぎるようになればリースサービスでメンテナンスしてもらえるのも魅力です。大阪が誇る金属加工技術は、何かの部品など普段、目に触れないところに使われることが多いかと思いますが、こうした食に関する領域や目で楽しむ器という芸術の領域に技術を活かす『北摂ワインズ』の柔軟な発想も素晴らしいと思いました。
玄斎
兵庫県神戸市中央区中山手通4-16-14
Tel 078-221-8851

