「メイド・バイ・ジャパニーズ」ドメーヌUCHIDA(内田 修)〜仏ボルドー〜

 

Domaine UCHIDA

 

内田さんとの出会いは、箕面にある音羽山荘の當麻さんから、ボルドーでワインを造る日本人がいるので、是非紹介させて欲しいと連絡がありました。当初、ボルドーと聞き、自然派ワインを扱う私たちにとっては、縁の遠い土地柄だと思いました。農薬や化学肥料などの土壌がほとんどのボルドーの土地柄、まあ、話だけを聞いて終わるつもりでした。

 

 

しかし、内田さんと話をするうちに、まさかボルドーで自然派ワインづくりに取り組んでいることを知り、もっとびっくりしたのが、カベルネ・ソーヴィニヨンをカルボニックマサラシオンしてるって聞いて、正直驚きを隠せませんでした。ボルドーで自然派ワインってのも珍しいのに、醸造法をボージョレの製法であるカルボニックマセラシオンしているとは。私の30年ほどのワイン生活で、カベルネ・ソーヴィニヨンをカルボニックマセラシオンしている生産者は、初めてでした。衝撃的でした。

 

 

バリバリの自然派ワイン生産者であることに、更に興味が湧いてきました。更に更に、たまたまその時に弊店で扱っていたボルドー自然派の女性醸造家クロッスリームーシスのワインを見て、友達のワインですと!驚き、その場で写真を撮って、メールで送られてました。話を聞くと、ボルドーでワインづくりを始めた当初、お金もなく、道具もなく、困っていたら、声をかけてもらい、耕す為の馬や、葡萄収穫するためのカゴなど、あらゆる必要な道具を貸してくださったとおっしゃってました。

 

 

 

 

 

 

 

更には、自分のワインは、ちゃんと理解してくれるワインショップでないと、扱って欲しくないので、自分でインポーター会社まで運営する徹底ぶりに、またまた衝撃。関西では、北摂ワインズのみ。最初に取り扱ったのは、ロワールで収穫されたソービニオンブランをやや濁らせてつくった白ワイン。フェロモンヌブラン。しっかりとナチュラルに造られていた。取り扱って2年目には、ボルドーの自社畑で収穫されたカベルネソービニオンのカルボニックマサラシオンした赤。なんて、綺麗なカベルネソービニオンだこと。家紋が印字されたドメーヌUCHIDAミラクルだ。

そして、今回は、ボルドーの自社畑で収穫されたカベルネソービニオンとソービニオングリの2種。フェロモンヌブランとフェロモンヌルージュ。今回のフェロモンヌシリーズは、ロワールの葡萄を一切使用せず、ボルドー自社畑の葡萄のみを使用。印象はクラシカルな造りのワインという印象。菌が入らないようにロウキャップで完全防備。

 

 

 

 

それでは、ドメーヌUCHIDA・生産者の内田修さんを紹介していきます。

 

 

ドメーヌ UCHIDA内田 修

 

~フランスボルドー地方でオリジナルワインを造り続ける日本人醸造家~

 

 

内田 修。1977年広島生まれ。高校卒業後、ボルドーにワイナリーにホームステイし、そこで無農薬ワインと出会う。フランス大学の語学学校を卒業後、フランスの高校に編入し、大学入学資格を取得。ワイナリー運営、栽培醸造技術者資格を取得。ボルドー第2大学醸造部卒業。滞在中、300以上のワイナリーを訪問。帰国後、エスポアに4年間勤務。2010年に再度、渡仏し、ワイン造りを始める。そして、2011年にボルドーメドックのて、ドメーヌUCHIDA、輸入会社ワイナーズを設立。日本への販売は、2012年からのスタート。

 

 

現在、ワインの聖地、ボルドーで1人の日本人醸造家が話題になっています。ドメーヌUCHIDAの畑は有名シャトーのひしめくメドック地区で、醸造所はCH.ムートンの隣にあります。近年では濃厚で重たいタイプの多いメドックで、本来の伝統的なボルドーワインの明るく比較的軽やかな飲み口を復活させました。昔の伝統的なボルドーワインといえばロゼワインに近いくらいの色も明るく、飲みやすいワインでした。彼は、伝統的なボルドーワインを復活させ、「メイド・バイ・ジャパニーズ」をコンセプトにワイン造りに取り組んでいます。日本人らしい繊細な仕事、感覚、感性が造りだせる技です。

 

現在は、フランス国内、日本、ドイツ、イギリスに輸出。「伝統を尊重しつつ新しい風を吹き込むことができれば」と意気込む 。年間の生産本数は、2600本と極少ない。今回、紹介するワインは、弊店で在庫があるのみです。

 

余談ですか、彼は毎年、メドックマラソンに出場していて、ワインも地域にとっても必要とされている存在です。

 

 

直近では、ボルドーリスクテイカーズワイナリーとして、ロンドン中心部でプロオンリーのテイスティング会に参加。世界的テイスターのジャンシス・ロビンソン女史にも評価されました。 オランダ輸出も決まり、気合入っているそうです!

 

 

 

 

さて、本題のワイン紹介!

 

 

フェロモンヌ ブラン ’18

 

 

ワイン名:フェロモンヌ ブラン ’18

種類:白

生産者:Domaine UCHIDA(内田 修)

産地:フランス、ボルドーメドック

品種:ソーヴィニョン・グリ100%

AL12.7%

SO2(酸化防止剤):30mg以下/L

価格:4,423円(税抜)

手摘み収穫、ステンレスタンク発酵。土瓶熟成。あまり多くは栽培されていないソーヴィニョン・グリ種を使用し、土瓶熟成からくる際立ったミネラル感。ふくよかな香りと果実味と酸味が魅力的。早飲みタイプ。質の良い澱を選んで残しているので、柑橘香が強く、ほのかに青リンゴのような爽やかな香り。清涼感満点の果実味が豊富です。心地よい酸味で、澱があり不透明感がありますが、しつこさはありません。以前からファンの多かったフェロモンヌが、数多くのアンコー ルにお応えし、4年ぶりの復活!酸化防止剤は極限まで少量に抑えてありますので、お早めにお召し上がりください。限定6本。

 

 

 

 

フェロモンヌ ルージュ ’18

 

 

ワイン名:フェロモンヌ ルージュ ’18

種類:赤

生産者:Domaine UCHIDA(内田 修)

産地:フランス、ボルドーメドック

品種:カベルネ・ソーヴィニョン 100%

AL13.5%

SO2(酸化防止剤):30mg以下/L

価格:4,423円(税抜)

手摘み収穫、収穫後の除梗作業も手作業で、日本人ならではの細や かな仕事をしております。フィーブル樹脂タンク発酵。アルコール 発酵を早期に終了させて、酸化防止剤(総亜硫酸塩)の使用を極力避け ています。 深い色調。果実香が際立っており、酸度も高いので熟成にも十分耐 えられるが、本来の熟成工程をあえて一切しないで、ストレートな ベリー系の果実味を重視し、若いカベルネの良さを感じられる。 畑は有名シャトーのひしめくメドック地区。醸造所はCH.ムートンの隣にあります。濃厚で重たいタイプの多いメドックで、伝統的な明るく比較的軽やかな飲み口を復活させました。現在は、フランス国内、日本、ドイツ、イギリスに輸出。限定6本。

 

 

 

 

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