「赤のスパークリング」と聞いて、何を思い浮かべますか?
代表的なのは、やはりランブルスコ。
一方で、エレガントな黒葡萄から造られ、
赤ワインとしての魅力までしっかり感じられるスパークリングとなると、
意外なほど少ない。
多くはロゼスパークリング、
あるいはブラン・ド・ノワールとして造られます。
今回ご紹介するDalle Oreの「Klos 2021」は、
ロゼ・スパークリングというカテゴリーでありながら、
飲んだ印象はむしろ
「ピノ・ノワールの赤ワインに泡が溶け込んだようなワイン」。
瑞々しい赤い果実、繊細な酸、ピノ・ノワールらしい上品さと奥行き。
その存在感をしっかり残しながら、細やかな泡が軽やかさを与えてくれます。
ピノ・ノワールをここまで感じられるスパークリングはなかなかありませんし、
世界を探しても、こういう立ち位置のワインは意外と珍しいのではないでしょうか。
しかも2021ヴィンテージ。
瓶内での時間を経て、果実味、酸、旨味、泡がゆっくりと馴染み、
角が取れて全体が溶け込み始めています。
フレッシュさだけではない、
熟成による落ち着きとエレガンスが楽しめる、
まさに今が面白いタイミング。
ワインをこよなく愛する方へ。
そして、普段からピノ・ノワールを好んで飲まれている方へ。
これはぜひ一度、飲んでいただきたいスパークリングです。
ダッレ・オーレ/Dalle Ore
(イタリア・ヴェネト、トゥリッシノ)
Dalle Ore(ダッレ・オーレ)は、
イタリア・ヴェネト州ヴィチェンツァ近郊、
アンノ渓谷のトリッシーノ丘陵に拠点を置き、
ヴィットリオ、マルコ、ルチアーノの
ダッレ・オーレ家が営むワイナリーです。
紀元前からワイン造りが行われてきた歴史ある土地に、
「ラ・ベルトラ」と呼ばれる古い区画を所有。
1903年、曽祖父ジローラモがこの土地を購入し、
葡萄栽培を始めたことから彼らの歴史が始まりました。
この地域には古くから、
自然環境全体をひとつの生態系として捉え、
動植物と共存する独自の農業文化が受け継がれています。
耕作地を全体の8割以下に留め、
微生物や地下水に影響を与える化学肥料や除草剤を使用しないことも、
その考え方のひとつ。
彼らもこの精神を受け継ぎ、自然農法を実践しています。
「葡萄は知恵によって育て、忍耐とともに収穫し、
ワインは情熱とともに造る」と語るマルコ。
醸造でも人為的な介入を最小限に抑え、
自然の流れに寄り添うことを大切にしています。
曽祖父から受け継いだ土地への愛情と情熱を胸に、
トリッシーノのテロワールを素直に映し出すワインを造り続けています。
● クロス 2021 ● Klos 2021 ●
● ダッレ・オーレ / Dalle Ore ●
名称:クロス 2021
種類:ロゼ泡
生産者:ダッレ・オーレ
産地:イタリア・ヴェネト、トゥリッシノ
品種: ピノ・ネロ(ピノノワール)100%
アルコール度数:12.0%
酸化防止剤(SO2):48mg/L
酵母:天然酵母
容量:750ml
通常価格:4,114円(税込)
Klos 2021(クロス)は、ピノ・ノワールから造られるロゼ・スパークリング。野生酵母による自然発酵をベースに、瓶内で発酵を続けて泡を生み出す、ペット・ナットらしいナチュラルな仕上がりです。SO2もごく少量に抑えられています。
グラスからはイチゴやラズベリーを思わせる瑞々しい赤い果実と、ほんのり華やかな香り。泡は細やかで柔らかく、口当たりは軽快。爽やかな酸が果実味を引き締めながら、葡萄由来の旨味もしっかりと感じられます。単なる爽やかなロゼ泡ではなく、赤ワインのような果実の厚みと旨味を備えながら、スルスルと飲める心地よさが魅力。よく冷やして乾杯の一杯にはもちろん、生ハムや鶏料理、焼き鳥、鰹のタタキなどにも合わせたい一本です。
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